ダンサーの夢を諦め、たまたま入社した会社で「人生そのもの」と言える仕事に出会った話。 第一販売事業部 マネージャー 菊池

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ダンサーの夢を諦め、たまたま入社した会社で「人生そのもの」と言える仕事に出会った話。 第一販売事業部 マネージャー 菊池
社内一の時計番長。 社長はじめ多数の社員から時計選びの相談も受ける、時計のプロフェッショナル菊池さん。  『時計のスペシャリスト』を目指そうと思うまでの軌跡、キャリアの築き方と今後目指すビジョンを話してもらいました!   <夢を追いかけ続けた20代>  ー菊池さんの経歴について教えてください! はい。えーっと、出身が愛媛県の佐田岬半島にある伊方町という田舎町の出身でして。(松山駅から車で約2時間) 元々はプロのダンサーを目指していたんです。 ーダンサーですか! はい、当時「めちゃイケ」でダンスバトルみたいな企画があったのご存知ですか? ーありましたね、ブレイクダンス対決でしたっけ? そうそう、それです! あの番組を見ていてかっこいいなぁと。モテそうだし(笑) それで高校の時にブレイクダンスを始めたんです。 そこでどっぷりハマってしまいまして、高校を卒業してもダンスに打ち込める環境をということで、親にお願いをして晴れて上京し、都内のダンス専門学校に進学しました。 ーそれで上京されたんですね! そうなんです。 上京してからは時給が高かったのもあり、パチンコ店でアルバイトしながらダンスバトルにエントリーしたり、クラブのショーケースで踊ったり、地元に帰った際はイベントに友人と一緒に出演したりしていました。 ーバリバリのダンサーだったんですね! そうですね。本気で夢を追いかけていた時期ですね。 ーダンサーを諦められたのはどんな理由だったんですか? 当時、ダンサーとして食べていくには有名アーティストなどのバックダンサーか振付師などしか道がなかったんです。 ー狭き門ですよね… はい。かなりの狭き門ですね… なので、25歳までに花が咲かなかったら違う道に進もうと自分で決めていました。 ーなるほど。 で、25歳になった時に何をしようか考えたんです。 パチンコ店のアルバイトはずっと続けていて、「正社員にならない?」という誘いもあったので、やりたいこともないしそのまま正社員になろうかと思っていました。 ただ、なんとなくしっくりこなくて。 菊池さん② <夢を追いかけていたからこそ共感した社長の言葉> ーそうなんですね、そこからSOUに入社されるまでって何があったんですか!? たまたま、アルバイト時代の同僚と会うことがあったんです。 パチンコを打っていた時に、たまたま同じ店で打っていて(笑) ーすごい偶然(笑) でしょ?(笑) それで久々なので飲みに行って、「最近何してるの?」みたいな世間話になりまして。 ダンスを諦めて次の道を考えていること、やりたいこともなくパチンコ業界に就職しようと思っているけど、しっくりきていないことなどを話しました。 ーそれに対して元同僚さんはなんと? 実は彼はSOUに入社していたんです。 ーそうなんですね!たまたま? はい、たまたま(笑) それで「どんなことをやっているのか?」や「どんな会社なのか?」など色々な話を聞きました。 ー菊池さんは当時ブランド品などに興味はあったんですか? 興味はありましたが、ブランドの種類などについてはほぼ知りませんでした。 ーお話を聞かれてどんな感想を持たれたんですか? 漠然とですが、華やかなイメージを持ちましたね。 あとは、ブランド品って言っても多種多様なカテゴリーがあって、一つのカテゴリーというか分野を極めていくことの奥深さを感じましたし、専門知識などを身につけられるのではないかと思いました。 自分としては、やりたいことはなかったんですが「手に職をつけたい」、「稼ぎたい」という漠然した希望はあったので、その二つに合致したイメージです。 ー「手に職をつけたい」と。 はい。 専門分野を自分で持って、その道のプロとしてキャリアを積んでいきたいと思っていました。 なので、すぐに応募したい旨を伝えました。 SOUに入社した理由を教えてください! 社長の面接を受けまして、共感する部分が非常に多くありました。 それは分野やレベルは違えど、夢を追いかけていたことと挫折の経験を通して、その後どう生きるか?みたいな部分です。 ーシンクロされたんですね。 はい。 その中で描くSOUのビジョンやビジネスの話など大変興味深く感じまして。 やりたいことや次の目標がなかった自分としては、成長過程の会社で、日々の業務に揉まれてみるのも良い経験になるのではと思い入社を決めました。 ーありがとうございます。入社後はどんな業務をされていたんですか? 1日でも早く業務や知識を身に付けて一人前になりたいという思いからガムシャラに働きました。 休みもいらないと思っていたくらいなので、休みの日も競合店やブランドショップに行って接客や商品知識の勉強を続けていましたね。 ーすごい熱量ですね… 本当に私はダンスしかしてこなかったので、事務作業も苦手なんですよ。 入った当初は「ティファニー」の「ティ」をどうタイピングしたらいいのかわからなかったくらいですし(笑) なのでガムシャラにやる以外ないと。 菊池さん⑤ ー「こんなことやってました」みたいな菊池さんがされていたことを教えてください! 街中ではすれ違う人のコーディネートを条件反射的に見て、勝手ながら総額を計算していました(笑) また、初めて見たモノはすぐに商品情報と相場を調べて、自分の知識をアップデートしていました。 ー新しい勉強方法ですね(笑)その後「時計」をご自身の中で大きな軸にされた経緯を教えてください! はい、現在所属している販売管理本部では時計、バッグ、宝飾、アパレルに担当が分かれているのですが、入社当時は買取店舗でコンシェルジュ(鑑定士)として勤務していたので、全ての商材を担当していました。 ただその頃から時計を買取する機会は多くありましたね。 ーなるほど。 高級時計を売りにこられるお客様と商談している時に、当時自分がしていた時計が安物で、接客中は逆に外しているくらいだったんですよ。 そこで高級時計を自分で買うという体験を通して勉強をしようと思ったんです。 それが接客の武器にもなるのでは?と考えました。 ーそういうきっかけがあったんですね。 色々と情報収集をして、自分に合うものを探して何を買おうかと。 当時、SOUの店舗で買い取った商品を社員が会社から購入できる制度があって、「この時計の相場が現状これくらいの値段なので、この金額で買っても良いですか?」と社長に直談判しました。 「いいよ」と(笑) ーそれで初めて高級時計を買ったんですね。 はい。その時に感じたことが「時計」の世界というのは奥が深いなということでした。 接客をしていても、私より詳しいコレクターの方やマニアの方もいらっしゃいますし、アンティーク品などをお持ち込みされた場合などは価格の算定も難しいですし。 お客様へプロとして対峙する以上、ご提案するレベルや幅を広げないといけません。 それを追求していく中で、自分が極める領域はこれだ!となったという感じです。 ーなるほど、追求していく過程の中でやりたいことが見つかったということですね。 はい。そしてどうせ目指すのであれば1番になりたいと思っているのでまだまだガムシャラに頑張っています(笑) 奥が深く、広い。言わば果てがないことがやりがいやモチベーションの源泉になっていると感じていますね。 ーちなみに菊池さんの過去買われた時計ってどんなブランドのものがあるんですか? パネライ→ウブロ→オーデマ・ピゲですね。 ーこれ全部ものすごく高いですよね? 高いですね… 一番始めに買ったのがパネライなんですが、これもすごく気に入っていたので、徐々に上級モデルに買い換えていきました(笑) オーデマ・ピゲのロイヤルオークも30歳までに買いたいと思っていて、思い切って購入しました。 現在は海外で商談することも増えてきているのですが、その際に「良い時計をしてるね」と言っていただけるのは嬉しいですね。 どの時計も高級時計と言われる時計ですが、需要がある時計は資産価値が高いので、値落ちせずに価値が保てたり、逆に買った時よりも価値が高まることもあるんですよ。 入社当時に接客をして買い取らせていただいた商品が5~6年経った今、倍額以上の金額で取引されているなんてこともザラにありますしね。 ですので、自分で時計を買う時はお金を払っているというよりも、貯金している感覚に近いですね(笑) 菊池さん④ ー貯金というのは、新しい感覚ですね!  菊池さんが本当に時計を好きなのは、お話ししていて感じるんですが、菊池さんにとって時計とはどんなものですか? 今は人生そのものであると思っています。 ダンスで生きていくことが人生の目標でしたが、それを諦めて。 今は時計の分野で1番になることが人生の目標です。 ただし、1番になるってなかなか客観的にはわからないと思うんです。 なので、自分の中で1番だと思えるかどうかが大事だと思っています。 そのためには知識面もそうですし、国内だけではなく海外市場なども必要になってきます。 今はまだまだ、この人すごいなというお客様もバイヤーの方も多々いらっしゃるので、 そういった方々から学びながらも負けないように業務外でも日々勉強を続けています。 ー今は休みの日にはどんなことをされているんですか? 休みの日には時計店に行くこともよくありますね。 これも勉強の一環でして、色々な商品や各店舗ごとの販売価格等を知ることで自分の知識を増やしています。 ー菊池さんの姿勢に心打たれております(笑)最後に夢を教えてください。 自分が買った時計を子供ができたときに渡したい、それが夢ですね。 ーロマンですね。本日はありがとうございました! ありがとうございました。 菊池さん③

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