SOUが誇る高度な商品知識を有するスペシャリストの一人であり、アパレル領域で活躍、現在では販売管理課の課長を務める嵯峨さん。
毎日違うスニーカーを履くことをこだわりにしている嵯峨さんに、自身のキャリアや働く上でのスタンス、部署のビジョンについて聞いてみました!
ーまずこれまでの経歴を教えてください。
出席日数ギリギリで高校を卒業し、もともと服が好きだったので、アパレル業界で販売員として働きはじめました。
アパレルは好きだったんですが、8年ほど働いた時に、ずっとこの仕事で良いのか?と考えるようになったんです。
将来的なこともそうですし、違う分野で自分を試してみたいという気持ちもあり、結果入社したのがSOUでした。
ー入社後はどんなことをされていたんですか?
私が入社した当時は会社全体で社員数が30名ほどで、まだ東京オフィスに商品管理スタッフが2名ほどしかいませんでした。
そこでコンシェルジュ(鑑定士)として店頭での買取りと、お客様から依頼を受けてご自宅に買取りに行く出張買取を担当していました。
ただ、当時はスタッフが少ないこともあり、あまり分業化がされていなかったので、コンシェルジュとしての買取業務だけでなく、商品データの入力、写真撮影、タグ付け、販売先の選定から梱包・発送まで全工程を担当していました。
その後、2013年のオークション事業立ち上げに伴い、現在の上司でもある井村さんが責任者に就任することになり、それまで井村さんが担当していた「宅配買取※」のポジションに空きが出たので、私が担当することになりました。
それと同時に、現在プロダクトスペシャリスト課が担当している各店舗からの問い合わせ対応や出張買取も兼任するという感じでしたね。
その後、販売部門で商品ジャンルごとの部署が立ち上がるタイミングで、バッグ・アパレル課(現在の販売管理課)のマネージャーとして異動しました。
※宅配買取とは:お客様から買取希望の商品を直接お送りいただき、非対面で査定・買取を行うサービスのこと。
ーバッグ・アパレル部門のマネージャーに抜擢されたのは、なぜだと思いますか?
シンプルにそのジャンルの商品知識があって、やりたがっていたからだと思います。
営業部にいた頃からなんですが、買取りを行う商材の中で、宝飾と時計に興味を持って、知識を深めていく人は多かったんですよ。
ただ相対的にバッグとアパレルについて専門知識を持つ人がいなかったので、そこのポジションを目指して意識的にこの2つのジャンルに関わる機会を増やしました。
関わる量が増えたことでバッグ・アパレルへの知識が深まっていきましたし、専門的にこの分野を突き詰めていきたいという気持ちも強くなりました。
なので、この頃からジャンルごとの部署ができたら「バッグ・アパレルを任せて欲しい!」と社長にもアピールしていたのでその結果かなと(笑)
その後、バッグ課・アパレル課とそれぞれが独立部署となったタイミングで、アパレルに特化するようになりました。
ーなるほど。今でも嵯峨さんは社内でもアパレルマスターとして有名だとか。
勝手ながら時計の菊池さん、アパレルの嵯峨さんというイメージを持っています(笑)
そこまでかはわかりませんが、アパレル業界にいた期間もそれなりに長いですし、そもそも私自身がアパレル好きでそこそこ詳しいかもしれませんね。
ーアパレルの中で扱われた「これは珍しい!」というものがあれば教えてください。
珍商品ですね(笑)
SOUのアパレル部門はいわゆるアパレルだけでなく、時計・宝飾・バッグ・アパレルに属さない「その他」の商品も担当しているので、本当にいろいろなものを取り扱っているのですが、クロムハーツのノコギリとルイ・ヴィトンのボクシンググローブとかでしょうか?
これを見た時はビックリしましたね(笑)
ーそんなものもあるんですね!ありがとうございます。
現在は販売管理課の課長ということでどんなことをされているんでしょうか?
買取った商品を販売するため、あらゆる施策の企画~実行までを担っています。
現在は取扱商品も膨大になってきたので、どこで売るのか?いつ売るのか?国内?海外?など販路の最適化と拡大を目指しています。
ー今後強化していきたいことを教えてください。
グローバル規模で販売網を拡大をすることが目下の課題です。
今後中長期的に考えた際に、コアな部分になってくると思いますので、仕組みの整備などやることが山積みですが必ず実現したいと思っています。
販路を選定する上では絶対的な答えがないので、常に問題意識を持ち続けることが求められると思っています。
何をするにしても無駄がない状態を作るように意識しているので、今あるオペレーションを常に疑って、無駄がないかを考え続ける。
そのためスタッフの一人ひとりが、最適な販売の解を追求し続けるための研修や勉強会などもやっていきたいですね。
また、買取りを担っている営業との連携強化も不可欠ですね。
我々販売部門から積極的に商品情報をアップデートし、直接的にお客様と接点を持たないとしてもお客様に価値を届けるためにやれることをやっていきたいと思っています。
フリマアプリなどCtoCモデルの台頭により、お客様が売る、買うを手軽にできる時代になってきているので、売るという観点でSOUならではの価値を作っていくことが求められてくると思っています。
ー嵯峨さんが働く上で大切にしているスタンスがあれば教えてください。
どんな小さな分野でも良いので、一番だと自他共に認められるものを持つことは大切だと思います。
「嵯峨と言えば○○」みたいな感じですね。
これはなんでも良いと思っていて、「PCのタイピングが早い」や「このブランドについては一番詳しい」とか。
コンシェルジュだと「成約率が高い」や「リピーター率が高い」などですかね。
小さなことでも一番になることで勝手に自分のできることとその影響範囲が広がっていき、進むべき道が見えてきたという経験をしているので、この姿勢は常に持ち続けたいと思っています。
自分の取り柄を見つけて育てること、自分が自信を持てるものを持ち続けるメンバーがいて、その集合体であるSOUという会社が業界の中でも光を放ち牽引していく。
そんな状態を作っていきたいと思いますね。
SOUのビジョンである「好きに、しあがれ。」とは一人一人の個性を磨くことだと私は解釈しているので、そんな意識を持つメンバーと世界を舞台に闘っていきたいと思っています。
ーありがとうございました!
ありがとうございました!