やりがいは「時計修理で生まれるお客様からのありがとう」 時計修理チーム リーダー佐藤

fri

myvision
やりがいは「時計修理で生まれるお客様からのありがとう」 時計修理チーム リーダー佐藤

「時計修理技能士」として、販売管理課の時計修理チームでリーダーを務めている佐藤さん。 時計修理技能士を目指そうと思ったきっかけやSOUへの入社理由、リーダーとして大切にしていることを本音で話していただきました!

  -佐藤さんが「時計修理技能士」を目指されたきっかけはなんだったんですか? ずばり、かっこよさです。 もともと学生時代から時計が好きで、オメガの時計を買ったりしていました。ある日、時計の修理をするために近所にあったアンティーク時計の専門店に行ったんです。そこで初めて「時計修理技能士」の存在を知ったのですが、白衣を着て精密かつ緻密な時計のパーツを素早い手捌きで取り扱っているのを見て、技術と言いますかなんというか、とにかくかっこよく見えたんです。 -それがきっかけで目指そうと? そうですね。たしか20歳の時だったと思います。大学在学中でしたが時計修理技能士の仕事内容や、どうすればなれるのかを調べる中で時計修理の専門学校があることを知り、卒業と同時に入学しました。 -時計修理の専門学校・・・恥ずかしながら初めて知りました・・・(笑) 当時は関東と関西に1校ずつですかね。メジャーではないですよね(笑) -どんな勉強をするんですか? 時計の構造はもちろん、歴史についても勉強しましたね。意外にも、修理に必要な貴金属の加工の仕方や数学など勉強することが多いんですよ! -貴金属の加工の仕方なども勉強するんですね。 そうです。アンティーク時計や修理部品が出回っていない製品だと、貴金属を加工して、パーツを作って修理をする必要があるので貴金属加工の知識や技術は必要になるんですよ。実習では、ひたすら分解しては修理をしての繰り返しでしたね(笑)そうして卒業までに知識と技術を身に付け「時計修理技能士」の資格を取得しました。 在学中に資格取得ですか!その資格を活かして就職されたんですね。 はい。1社目は自分が好きだったアンティーク時計専門店に就職しました。その時、生まれて初めて高級時計の修理をしたんですが、手に持つだけで手汗がやばかったことを今でも覚えています(笑) -緊張しますよね…(笑)その後SOUに転職された理由はなんだったんですか? 働き出して3年ほど経ちまして、経験を積んでいく中で現行品の時計にも携わりたいなと思うようになったのがきっかけですね。前職もとても良い環境だったのですが、アンティーク専門店だったので、自分が関われる領域を広げたいと思い、転職先を探す中で見つけたのがSOUだったんです。 3   -求人で「時計修理技能士」ってあまり見たことが無いですね… そうなんです(笑)時計修理の求人に強いサイトは特にないので、「時計修理 求人」みたいなワードで検索する中で見つけました。 -SOU以外の会社も受けていたんですか? はい。メーカーも受けていました。ただ、メーカーの場合は、自社製品しか触れられないこと、あとは組織的にも業務が工程ごとに縦割りなので求めているものとは違うかなと思うようになりました。 -SOUに興味を持ったポイントはなんだったんですか? ・ベンチャーであり新しいことにどんどんチャレンジできる環境であること。 ・時計修理部門の立ち上げフェーズだったこと。 現行品を扱うだけでなく、キャリアの幅も広げていきたいと考えていたので、この2点が大きかったですね。 -なるほど。 メーカーは業務が工程ごとに縦割りとの話がありましたが、どの様な工程に分かれているんですか? 簡単に言うと、修理工程って「分解」→「組み立て」→「磨き」の3つに分かれているんですが、3つの工程がそのまま縦割りの場合もありますし、「分解」の中でもどのパーツを担当するかなど、かなり細分化されている場合もありますね。 -勉強になります。SOUに入社されて入社後のギャップなどはありましたか? なかなかのベンチャー感を味わいましたね(笑) 通常の修理現場には、修理机という一般の机よりも高さがあり、目線の高さに合わせて修理が出できるようになっているのですが、入社当時SOUには長机しかなかったので、机で目線合わせをするのではなく、自分たちが机に目線を合わせるスタイルでやっていました(笑)時には地べたに座って作業するみたいな感じでした(笑) -それは腰に来ますね…入社当時は何名くらいのチームだったんですか? 入社当時は私を含めて3人でした。 -佐藤さんはどんな役割を担当をされていたんですか? 機械式※のクロノグラフ※を担当していました。 ※参考:時計は大きく2つの種類に分かれます。 ・電池で動く「クォーツ式」 ・ゼンマイで動く「機械式」 ※クロノグラフ:ストップウォッチ機能を備えた時計 4 -どんな業務フローになっているんですか? 一般的なフローで言うと、店舗で仕入れを行い、時計チーム内で検品後、不具合があった時計の修理依頼を受け修理をしています。そしてオークションや小売店などで売却するという流れですね。あとは、一般のお客様からの修理依頼も受付けていますので、お客様からの依頼内容に合わせて対応しています。現在このサービスに力を入れていて、もっとお客様のためになる修理サービスを提供していきたいと思っています。 -この仕事のやりがいってどんなことですか? やはりお客様からの「ありがとう」という言葉ですね。大切にされていた時計が動かないというのは、ものすごく不安なことだと思うんです。それが修理によって、元通り動くようになると嬉しいですよね。そんなことを提供できるのがこの仕事のやりがいだと思います。 -ありがとうございます。技師の技術力ってどんな部分に現れるんですか? 修理スピードもそうですし、修理後の「持ちの長さ」も技術力は現れると思います。 一見するとわからない部分ですが、だからこそおもしろくて奥深いんですよね-現在の時計修理チームは何名体制なんですか?また佐藤さんがリーダーとして意識されていることなどがあれば教えてください。 現在7名のチームになっていて、技師は5名が在籍しています。各々の経験からメーカーやジャンルごとに得意分野があるので、メンバー一人ひとりの強みを最大限活かせるようにしたいと常に思っています。専門職として黙々と個人で作業するイメージがあるのですが、得意分野がそれぞれ異なるからこそ、実はチームでの連携が不可欠なんです。 チーム内の連携だけでなく、お客様とのコミュニケーションももちろん大切です。そのために技師一人ひとりが修理に集中できるようにサポートすることを意識しています。 IMG_3371 -時計修理チームとしてのビジョンを教えてください。 自立した強い組織を作っていきたいというのが今のビジョンです。今は縁の下の力持ちという側面が強いですが、将来的には、お客様からの修理依頼を増やしていき、時計修理チーム単体でも収益をあげられるような組織にしていきたいですね。 -非常に勉強になりました!本日はありがとうございました。 こちらこそありがとうございました。

We use cookies to give you the best online experience. By agreeing you accept the use of cookies in accordance with our cookie policy.

Privacy Settings saved!
PRIVACY SETTINGS

When you visit any web site, it may store or retrieve information on your browser, mostly in the form of cookies. Control your personal Cookie Services here.

Decline all Services
Accept all Services