海外事業部を志望して2018年に入社した松本さんはバリューデザイナーとしてキャリアをスタートさせた。海外ビジネスに挑戦したい!――社内公募でその夢を叶えて、現在はValuence International Singapore Pte. Limitedでシンガポールに駐在中の松本さんに海外ビジネスについて聞いてみました。

松本拓 (Matsumoto Taku)

部署 Purchase Division役職 Deputy Division Manager

2018年に新卒入社。神奈川エリアでなんぼやのバリューデザイナーとして買取営業を担当後、渋谷エリアで副店長を務める。二度目の社内公募で念願が叶い、海外事業部に異動し、海外ビジネスの基礎を学ぶ。現在は、Valuence International Singapore Pte. Limitedに出向し、シンガポールに駐在中。

入社前から海外事業部を希望、海外事業部の社内公募にすぐに反応しチャンスを掴む!

海外事業がやりたくて入社されたのですか?

高校時代は英語の教師になりたいと思っていた時期もありました。当時の恩師に将来を相談しに行ったときに、「英語の文法・発音・リスニングを一生教えるのか、生きた英語に触れて英語を使って仕事をするのか、どっちがいい?」と言われたことを鮮明に憶えています。恩師の逆質問で、将来は英語を使った仕事がしたいなと思い、進学する大学を決めました。

就職活動では海外ビジネスに携われそうな会社を中心に受けていました。内定は複数社からいただいていましたが、どこに就職するかは迷っていました。そんな時、入社前にバリュエンスでインターンをする機会があり、商材が衝撃的で入社を決めました!

当時学生の私からすると想像もしていなかった世界でした。一個2000万3000万する高額の時計を目の当たりにしてとってもびっくりしたことを覚えています。高額な商品を扱う事業に将来性を感じましたし、その当時のバリュエンスは日本国内でしか取引がなかったのですが、絶対に海外に行くな!と直観で感じました。(結果として、予想は的中しました!笑)また、バリュエンスはベンチャー企業で早い段階で海外へ行ける可能性が高そうだと感じたことも入社の決め手の一つでした。

入社後はどのような仕事をしていましたか?

入社後は営業部配属になり、横浜エリアの店舗で1年半ほどバリューデザイナーとして買取営業をしていました。その後、渋谷エリアで副店長を半年ほど経験しました。そして、2回目の社内公募で念願叶って、2020年9月から海外事業部に異動になり、2021年10月からシンガポールに駐在しています。

-2回の社内公募で念願叶うまで、どんなことに取り組みましたか?

1回目は、「海外事業を促進していきます!社内から人を集めようと思うのですが興味がある人いますか?」という趣旨の社内公募の案内がメールで届き、応募条件には満たなかったのですが応募しました。

海外事業部の方々と直接お話ができる機会になるならラッキーだなと思って社内公募に応募したところ、本当に30分、時間をいただけました。この1回目の応募では、どちらかというと意思表明したという感じでした。その時に、当時海外事業部の本部長であった六車さん(現バリュエンスジャパン代表取締役社長)から、「営業部で実績を作り深みをつけて、英語も勉強してからもう一回来てほしい」とお話をいただき、キャリアを描くことができました。

いただいたフィードバックを基に、営業部で早速行動に移していきました。

営業部で当時所属していた課では新人のスタッフが多かったので、サポートすることを積極的に心がけ、より良い環境を作るための新たな取り組みを自分から行いました。エリア内でのミーティングでも自ら発言し、店舗のマネジメントを任せても大丈夫!という信頼を地道に築いていきました。結果として、2回目の公募までに副店長に昇格し、社内公募の面接では店舗で行った実績を説明することができました。加えて、英語の準備も不十分だったので、一日30分の英会話も1年間継続しました。

一人ひとりの業務の幅が広いから、見えるものも広がる

-海外事業部ではどのような業務をしていますか?

海外事業の展開には下記の3パターンあります。

1.Star Buyers Auctionの販売パートナーの開拓

2.販路の拡大

3.なんぼやの新規出店とその営業活動

この中で、僕はなんぼやの新規出店に関連する業務にかかわっています。海外では主に、現地のパートナー企業と組んで出店していますが、初めてパートナーと開いたのがインドネシアの店舗でした。この店舗の査定・金額決めなどの交渉を補助し、クロージングまでサポートすることもあります。インドネシアだけでなく、東南アジアのパートナーが運営する店舗数を増やしていきながら、パートナーにメリットを感じていただけるように東南アジアでのなんぼやの認知を広げていくことを目指しています。

海外事業の難しいところは何ですか?

海外ビジネスは色々な法律が関連します。それに加えて、モノを輸送するときの関税や消費税、梱包などの色々な費用が発生するので、それらを踏まえて買取金額を決めていく必要があります。

日本のなんぼやで買取営業を担当していたときは、分業化が進んでいました。担当の部門やスタッフが対応していたことも、海外ではまだスタッフが少ないため自分でやらないといけないことばかりです。全業務を一貫してやるようなイメージで、とにかく一人ひとりの業務の幅が広いです。

海外事業部はどんな環境ですか?

バリュエンスジャパン代表取締役社長でもある六車さんから教わることはとても多いです。「ミスがあってもどう処理するかでまた変わるから」と常に起きたことに対して、前向きに対応していくスタンスなので、自然と部内にもその姿勢は浸透しています。私は六車さんならどんな判断をするのかイメージしながら仕事しています。ただ、どうしても真似できない部分もあります。それで困っているときも「この個性は伸ばしていいんだよ」と誉めて伸ばしていただけるような環境です。

例えば、現地でのミーティングで、もごもごしたり、焦ったりとかしても、六車さんに「大丈夫だから!ゆっくりゆっくり」と横で声をかけていただき、英語でサポートに入っていただくことも。その経験があったからこそ、私も誰かが困っていたらフォローして、その人の長所を伸ばすサポートができるようになりたいと思います。

相手に対してリスペクトを持って接することが成長に

バリュエンスの理念、 Our Spiritの中で意識しているSpiritはありますか?

「前へ前へ、着実に。」ですね。というのも、今年(2021年10月)の社員総会でこのSpiritを体現した社員として表彰していただきました!

海外事業で起きることはいつも新しいことばかりなので、多くの方に色々なことを聞いていました。「謙虚に全部を吸収していこうみたいな姿勢が良かった」と上長からコメントをいただいたことを覚えています。

私が常に意識していることは“相手に対してリスペクトを持って謙虚に”。否定から入るのではなく、どんどん吸収するように意識していることが評価されて嬉しかったです。これからも常に意識して、私が持っている知識やノウハウは、教えていただいたようにみんなに共有し、私はさらに新しいことを身につけ、チーム全員でレベルアップしていけるようになりたいです。

これからはどんなことにチャレンジしたいですか?

今のマネジメント層に少しでも近づきたいと思っています。オペレーションから学ぶことが多く、まだまだ学ぶべきことがたくさんあると本当に思っています。商品の発送や販売方法、買取方法、採用など様々な経験ができる環境で日々知識が増えていく感じがします。今はオペレーションを担当しながら、経営的な視点を身につけていき、最終的には経営をマネジメントしていけるレベルになりたいと思っています。

こう思えているのは、今のマネジメント層がめちゃめちゃ面白そうだからです!例えば、海外拠点の場合だと一番お金の動きが大きいのが買取事業なのですが、どうやったら買取のお客様が増えるのかを考え集客を施策するのも面白いなと感じました。

私の場合、最初の入り口は営業で、海外事業部に異動しました。一つひとつのことを学んでいくと、最終的には全てがつながっているのかなと感じています。色々な経験をされている方は、専門外のようなことでも的確に捉えられる、そういう領域に達しているんだろうなということをマネジメント層と一緒に働いていて感じます。だから今はすべてのことに意味があると捉えて、目の前の事から学び、結果を出していきたいです。