記事は掲載日時点の内容です。2022年11月に理念を変更しています。

「私の生き方の真似はしなくていい。あくまで参考にしてもらいたい」と語るのは、リテール事業本部セクションスペシャリストである村越さん。これまで10個以上の職を経験し、2021年9月にバリュエンスへ入社されました。

どのようなキャリアを辿り、どのような理由からバリュエンスで働くことを決めたのか。彼女の生き方を参考に、自分なりの「らしく、生きる。」を考えてみてください。

村越 清香
2021年9月にバリュエンスに入社。リテール事業本部セクションスペシャリストとしてイベントの企画、運営などの業務を担当している。

転職を繰り返したのは、「知人から仕事を紹介してもらった」から

――まずこれまでのご経歴を簡単に教えてください。

高校を卒業した後に紳士雑貨店を運営する会社に入社し、3年で退職しました。その後、8年間はフリーターだったんです。飲食、美容室のレセプション、選挙カーのうぐいす嬢、ウェディングプランナーなど、さまざまな職を転々としていました。

30歳になる手前で、TBSラジオに契約社員として入社し、営業事務を4年間、次は東急エージェンシーで営業事務を1年間、その後はYouTuberのマネジメントを行うベンチャー企業で6年ほど働き、バリュエンスへ転職しました。

自分でも忘れてしまうほど、本当にたくさんの職を経験してきたなと思います(笑)。

――たくさん経験されていて、驚きました。転職を繰り返していたのは、なにか理由があるんでしょうか?

「待遇が良くなかった」「ワークライフバランスがとれなかった」など、勤めていた会社によって理由はさまざまです。ただ、なにかしら現在の仕事に対してモヤモヤを抱えていたときに、毎回知人から「こういう仕事をしてみないか?」と声をかけてもらっていました。

やりたいことや明確な目標はなかったので、面白そうな仕事があればそれをやろう、と。気づいたら、転職を繰り返していましたね。

――転職するきっかけは知人からの紹介がほとんどだった、と。

そうですね。

地元が北海道だったので、上京したての頃は周りにほとんど知り合いがいませんでした。唯一、中学生のときに通っていた塾の先生が転職をされて、東京で働いていたんです。その人に上京したことを伝えたら「よく来たね。友達紹介するよ」と言ってくれたんですよね。それで色々な人を紹介してもらい、ある程度友達ができました。

あとはバイトをたくさんしていたので、そこでつながった人だったり、友達の友達を紹介してもらったりして輪が広がっていったと思います。当時つながった人たちとは、いまでも仲良くしていますし、偶然仕事の現場で一緒になる人もいます。

「興味のある事業ばかり」バリュエンスの幅広い業種に惹かれた

――バリュエンスには2021年9月に入社されていますが、今回も知人からの紹介で入社を決めたのでしょうか?

紹介というよりかは、嵜本代表とは私がフリーターだったときからの友達だったんです。共通の友達がいて、その子の誕生日会で出会って、そこから仲良くしてもらっていました。

それで嵜本代表が「南葛SC」に関することをInstagramのストーリーズに挙げているのを見て、「おもしろいことやっているね」とメッセージを送ったんですよ。そこから何回かInstagram上でやりとりをする中で、冗談交じりに「雇ってくださいよ」と伝えたら、本当に入社することになりました。

――「雇ってくださいよ」とメッセージを送ったということは、転職を考えてらっしゃった?

そうですね。

当時、私はYouTuberやインスタグラマーのマネジメントを行うベンチャー企業で働いていて、イベントのキャスティングを行ったり、動画制作を行ったりする仕事をしていました。2020年秋頃に妊娠をして産休をとったんですが、その間コロナの影響もあって、会社の事業形態が大きく変わってしまったんです。

復職してみたらSNSのアカウント運用を行う会社になっていて、問い合わせに対して定型文を返すような仕事を担当していました。それで「この仕事って誰でもできるじゃん。私じゃなくてもいいじゃん」と思って、転職を考え始めました。単純に仕事が面白くなかったんですよ。

――なるほど。ということは、バリュエンスの仕事は面白そうだなと感じていたんですか?

はい。興味のある事業がたくさんあるなと思っていました。

買取事業やオークション事業、それにスポーツ事業もあって、とにかく業種が幅広い。これなら挑戦しようと思えばなんでもできるな、と。

東急エージェンシーで働いていたときには、スポーツ用品メーカーであるヨネックスを担当していましたし、友達にプロのサッカー選手が何人もいるので、南葛SCと共同事業を行っているのを知ったときは、魅力を感じました。

誰かに必要とされることが私の「らしく、生きる。」

――実際入社されてからはどのような業務を行っているのですか?

リテール事業本部で、広報のような仕事をしています。SNS運用やイベントの企画・運営に携わることが多いですね。

YouTuberやインフルエンサーをゲストとして呼んで行うイベントがあれば、そのときのキャスティングや対応を行いますし、新店舗のデザインをどうするかという相談に乗ることもあります。またバリュエンスのコーポレートサイトをいまリニューアルしているので、それについて意見することもありますね。

――いままでの仕事の経験が活かせそうな業務に取り組まれているんですね。

そうですね。いままでの経験がかなり活きていると思います。

YouTuberやインフルエンサーのマネジメントは、前職で経験していたことなので。それに新店舗のデザインに関してもウェディングプランナーのバイトの経験が活きているなと実感しています。

――ここまで村越さんのお話を伺っていると、バリュエンスの理念である「らしく、生きる。」[※1]を体現されていると思いました。

らしく、生き過ぎているかもしれません(笑)。

ただ私は正直、「これがやりたい」という確固たるものがないんですよ。 自分のやりたいことよりも「誰かのためになる」「誰かに必要とされる」ことに生きがいを感じるタイプです。

そのため、このようなキャリアになっているのだと思います。

※1:記事は掲載日時点の内容です。2022年11月1日より企業理念を刷新しました。
新パーパスは「Circular Design for the Earth and Us」、新ミッションは「大切なことにフォーカスして生きる人を増やす」を掲げています。

新たな価値を創出し、関わる全ての人をハッピーに。

――誰かのために、必要とされる場所に転々とされている感じは「まさに」という印象を受けます。

なにか困ったことがあったときに、「とりあえず村越に一回声をかけてみよう」と思ってもらえたら嬉しいです。そういう存在になりたいんですよ。

いまはリテール事業本部に所属して働いていますが、部署に関係なく私が役に立つなら力になりたいですし、なれるように努力していきたいですね。バリュエンスは幅広く事業を展開している分、部署ごとに役割を分け過ぎているような気もするので。

――部署ごとの橋渡しをするような存在ということですか?

そうですね。

バリュエンスのビジョンは「人生を変える価値を」で、それを目指している点ではみんな一緒だと思うんです。担当する事業は違いますけど、同じ方向を向いています。そのため、他部署同士でも協力できるところはもっと協力していけばいいと思うんですね。

私は「セクションスペシャリスト」なのですが、「セクション」という言葉には「物のつなぎ目の接合部分」という意味もあるので、他部署同士をつなげて新しい価値を生み出していけたらいいなと思っています。

――そのためになにか取り組まれていることはありますか?

部署に関係なく、積極的に意見を伝えるようにしています。私のようなキャリアを積んできて、バリュエンスに入社した人はあまりいないはずです。そのため他の人にはない視点を提供できると思っています。

さまざまなところに顔を出して意見を言う、「会社のご意見番」みたいな役割を担っていると言えるかもしれません。

――まさに「セクションスペシャリスト」ですね。

とにかく私は、関わった人をハッピーにしたいんです。お客様はもちろん、一緒に仕事をした人など全員。

「ハッピー」という言葉はすごく抽象的ですが、人それぞれで、いろいろな形があると思うんです。その人が思い描くハッピーな状態になるために、少しでも私の力が役に立つなら助けたいですし、私の生き方が参考になったら嬉しいです。