結城 大雅
大学卒業後、2021年新卒としてバリュエンスへ入社。営業部で1年間経験を積み、ファンクリエイト事業室へ異動、現在は主にDリーグプロジェクトの立ち上げを行っている。

「こんな経験滅多にできない」と語るのは、バリュエンスへ2021年新卒として入社した結城さん。現在は、ファンクリエイト事業室にてD.LEAGUE(Dリーグ)に参入したプロダンスチーム、Valuence INFINITIES(バリュエンスインフィニティーズ)の立ち上げに携わっています。

もともと彼は行きたい企業がなく、就職活動にも本気で取り組むことができなかったのだそう。そんな彼がなぜバリュエンスへ就職することを決めたのか、またファンクリエイト事業室に応募したのはなぜなのか、詳しく伺いました。

バリュエンスの第一印象は「面白そうな会社」

――本日はよろしくお願いします。大学卒業後にバリュエンスに就職されたと思います。何を軸に就職活動を行っていましたか?

当時は漠然と、将来起業するか、フリーランスとして働けたらいいなと思っていました。ただそれが実現できるほどのスキルや知識が自分には足りないとわかっていたので、一旦就職することにしたんです。

それで就職活動を始めたんですが、どんな企業で働きたいかもなかなか決まらず、モチベーションが上がらなくて。そんな状況のときに、同じゼミの友だちから、ある就活サービスを紹介してもらったんです。

サービスに登録するとメンターが一人ついてくれたので、その方にアドバイスをもらいつつ、自分に合いそうな企業を探していました。

――バリュエンスを知ったのは何がきっかけだったんでしょうか?

メンターが紹介してくれた就活イベントに参加したときに、バリュエンスに出会いました。提示されたお題に対して学生同士がディスカッションを行い、その様子を3、4社ぐらいの企業の採用担当者が見ているようなイベントでした。

バリュエンス以外の会社は、「働くとは」「仕事をする上で大切な価値観は」といった就活あるあるみたいなお題だったのですが、バリュエンスだけは「最近あったこと」というフランクな内容で。それが自分にとってはかなり衝撃的でした。「面白そうな会社だな」と。

ディスカッションの後に、企業が会社説明をしてくれる場も設けられていたので、バリュエンスの担当者の話を聞きに行きました。正直、当時はあまり事業内容を理解できませんでしたが、面白そうな会社という印象は変わらなくて。当時作っていた就活ノートには、バリュエンスに対して事業内容は「?」、雰囲気は「◎」とメモしてあります(笑)。

バリュエンスの説明会の最後に、「自分の将来像を作るワークショップをやっているから興味がある人は参加してください」と言われて、とりあえず参加することにしました。

入社の決め手は「自分の得たいものが全て手に入る」という確信が持てたから

――とりあえず面白そうな雰囲気の会社だから、参加を決めたと。

ワークショップに参加したときに出会ったのが、人事部の小田桐さんでした。小田桐さんの第一印象は「やべぇ、めちゃくちゃ面白い人だ」で(笑)。他の会社に仕事ができそうな人事の人はたくさんいましたが、めちゃくちゃ面白い人だなと思ったのはその時が初めてでした。

「このレベルの面白い人なら自分で会社を起こしたり、フリーランスとして働いたりできそうなのに、バリュエンスにいるってことは、この会社、やっぱり面白そうだな」そんな風に、ますます興味が湧いて、そこからの就活はバリュエンスに集中して行っていました。

――雰囲気だけではなく、働いている人に対しても面白そうだと感じられたわけですね。

選考に進むことを決めてからは、バリュエンスについてきちんと調べ出しました。それで、事業の成長性とか、会社の規模感も自分にマッチするなと思ったんです。当時は「成長したいなら、ベンチャーやスタートアップに行くべき」みたいな風潮があったんですが、将来的に自分で仕事をするために、一般的な会社の仕組みがある程度整っているところで、基本的な仕組みや広い視点を経験したかったんです。

またバリュエンスの嵜本代表の著書『戦力外Jリーガー 経営で勝ちにいく 新たな未来を切り拓く「前向きな撤退」の力』を読んで、この会社は現状維持に満足せずに新しいことに次々と挑戦していくんだろうなと。「ここでなら自分の得たいものは全て手に入る」という確信を持てたんです。

「もともとは人事部に行きたかった」突如決まったDリーグへの参入をきっかけに、ファンクリエイト事業室へ

――バリュエンスに入社してから1年間は、営業部に所属されていたんですよね。

2021年卒の新入社員は、全員営業部からのスタートだったんです。バリュエンスの主要事業である買取事業の現場経験を積むことで、将来的にどの部署に行っても役立つ知識やスキルが身につくだろうといった理由からでした。

ぼくは銀座エリアに配属されて、なんぼや店舗で買取りの営業を行っていました。大学時代にアパレルショップでアルバイトをしていたことがあり、物を売る営業は経験していましたが、物を買う営業はなくて。

こちらが物を売る場合、お客様は基本的にポジティブな気持ちなんですよね。自分が欲しい物を買うわけですから。一方で、こちらが物を買う場合、お客様はネガティブな気持ちの場合もあります。

「本当は手放したくないけど、お金が必要だから」「いらないもので邪魔だから」みたいな。それをなんとかポジティブな気持ちに変えられるように、お客様に寄り添って話をしっかりと聞き、買取価格をつけるということを常に意識していました。

1年経ったタイミングで、ファンクリエイト事業室から社内公募が出たので、それに応募して異動が決まりました。

――バリュエンスでは社内異動は公募制なんですね。なぜファンクリエイト事業室に応募しようと思われたんですか?

公募に「Dリーグ参入に伴い、1名から2名募集します」と書かれていたのを見て、応募を決めました。Dリーグというのは、プロ野球のように企業がプロダンスチームを持って、年間通して戦っていくリーグです。全12チームあって、バリュエンスが12チーム目に新規参入しました。

ぼくは大学時代にダンスをやっていたので、Dリーグももちろん知っていて。それで、このチャンスをみすみす逃すわけにはいかないなと。まさか自社でDリーグのプロダンスチームを持つとは思ってもみなかったので、びっくりしましたね。

ただぼくはもともと人事部に行きたかったんですよ。公募に応募したこともあります。

――そうなんですね。人事部の選考には落ちてしまった?

2回応募して、2回とも落ちてしまいました。バリュエンスに入社しようと思ったのも、人事部の小田桐さんとの出会いがきっかけだったので、いつか一緒に働きたいなと。それに面白い人材を面白い会社に採用する仕事だから、やっぱり面白いはずじゃないですか。

でも思ってもみなかったDリーグへの参入が決まって、受かるにせよ落ちるにせよ、チャレンジするしかないなと。小田桐さんにも直接相談して、背中を押してもらいました。

誰かの記憶に残るような存在になる

――ファンクリエイト事業室では、主にDリーグに関わる業務を行っているんですよね。

スケジュール管理や練習場の確保、外部イベント出演の調整など、選手のマネジメント業務を主に行っています。そのため、練習場に行って仕事をする機会も多いですね。芸能人のマネージャー業をイメージしてもらえればわかりやすいかもしれません。

Dリーグのプロジェクトにはぼくの他に3名のメンバーがいて、1名は主に広報を、他2名はスポンサー営業や事業戦略の立案などを行っています。
ほかにも部署内外を問わずたくさんの方に関わっていただいております。

――日々選手とコミュニケーションを交わしながら、業務に取り組まれているんですね。

また、嵜本社長との事業ミーティングにも参加させていただき、意見を求められることもあります。嵜本社長が熱を入れている事業なので、毎週のようにミーティングをしていて、自分の名前を覚えてもらうこともできました。社会人2年目で新規事業の立ち上げを経験できていることは非常にありがたいなと。

それにプロのダンスチームの立ち上げに関われることなんて滅多にないじゃないですか。どこの会社にいてもなかなかできないような貴重な経験が積めています。もちろん試合当日は会場をずっと走り回っていたりして、ハードな部分はありますが、働いていて楽しいと思うことのほうが多いです。

――確かに、なかなか経験できることではないですよね。ファンクリエイト事業室で働く魅力はなんだと思いますか?

比較的新しいプロジェクトを担っている事業室なので、さまざまな変化が起こりやすいことが魅力ですね。変化が起こるからこそ、それに対応するために、自分もどんどん変わっていきます。それがぼくは面白いですし、成長していると実感できているので、働いていて充実感があります。変化できる人、成長意欲の高い人にはおすすめの事業室です。

――最後に、今後の目標を教えてください。

Dリーグプロジェクトはどちらかというと会社に投資してもらっている事業だと思っていて。まずはマネタイズもしっかりできるようにし、会社を支えていけるような事業に成長させていくことが目標です。

あとは「結城 大雅」という名前をバリュエンスに残せるようにしていきたいですね。誰かの記憶に残るような存在になれたらなと。

そのために、自分自身の人間力を高めて、バリュエンスで働くさまざまな人と繋がり、新しいことにどんどん挑戦していきたいと思っています。