前職ではファッション業界に在籍しデザインアシスタントや、販売、生産管理、バイヤーなど多岐にわたる業務を経験、洋服以外にも多様な“モノ”の目利きがしたいと2018年5月に入社した林さん。入社当時は、まだバリュエンスの現地法人は香港にしかなかったが、これから海外店舗も徐々に増えていくように感じ、3年以内に海外で仕事をするという目標を掲げた。その目標を実現させるまでのストーリーを聞いた。

林 晃雅 (Hayashi Kouga) 
海外事業推進部
2018年5月に中途入社。営業部に配属となり、なんぼやでコンシェルジュ(現バリューデザイナー)を1年3ヵ月、なんぼや渋谷店で副店長を半年務めた後に社内公募で海外事業推進部へ。現在はイギリスに駐在し、イギリスでの店舗の立ち上げ業務等を行なっている。

お客様に向き合える買取に惹かれた

-ファッション業界から転職したきっかけは何ですか?
前職ではファッション業界で、デザインアシスタントや、販売、生産管理、バイヤーなどの多岐にわたる業務を担当していました。その中でも、自身の目利きやセンスによって商品を買い付けするバイヤー業務が、商品の売上にもダイレクトに影響するので非常に楽しかったです。
この経験を通して洋服以外にも多様な“モノ”の目利きができるようになりたいと思って、転職活動を始めました。そんな時、SOU(現 バリュエンスホールディングス)の採用メッセージが目に飛び込んできました。

商品をただ目利きして買い付けるだけではなくて、お客様がなぜご売却いただくのかのストーリーも汲み取り、次の欲しい方に引き継ぐ』

単にモノの取引をするのではなく、お客様のモノに込めた思いにも向き合いながら買取ができるという部分に非常にワクワク感を覚え、入社を決めました。2018年5月に入社してからはコンシェルジュとして、なんぼやの営業部に配属されました。配属後およそ1年半でなんぼや渋谷店の副店長を務めることになり、主に店舗数字管理や部下の育成をしておりました。副店長になってから半年ほど経った頃に、バリュエンス初の海外駐在員募集の社内公募がありました。こちらに応募し、選出いただきまして、海外事業推進部へ異動になりました。

-海外事業推進部への異動は、いつから考えていましたか?
ファッション業界で働いていた頃から、卸先が香港だったので、メールや電話の対応をしており、海外との接点はありました。その経験から、色々な国の人ともコミュニケーションをとって、海外でビジネスを広げるような仕事をしてみたいというのは思っていました。
ただ、入社当時はそこまで具体的に意識はしていなかったです。

私が入社したころは、まだバリュエンスの現地法人は香港しかなかったのですが、徐々に大きくなっているのは肌で感じていました。これから海外店舗も徐々に増えていくような感じがしたので、努力次第では海外に行けるチャンスがあるなと感じていて、その頃より具体的に考えるようになりました。

自分が先頭に立って海外を引っ張っていきたいと思い、「3年以内に海外で仕事をする」という目標を掲げ、日々の買取営業での結果を残すことと、英語の勉強を継続して行っておりました。

目標を実現するためにプロセスを作って実行している

-海外事業部へ異動という目標を立てからどんなことに取り組みましたか?
入社した頃から「私は海外で働きたいです」とずっと意思表示はしていました。

どうすれば実現するかと考えると、必須条件をクリアする必要がありました。
まず一つは英語。海外駐在ができるレベルまで持っていくために、入社した頃からTOEICの勉強を始めました。1年以内に何点とるという明確な目標を立てていました。
英語だけできても海外へ行けるかというとそうでもないので、営業部での成績も残さなければなりません。
しっかり営業成績を残せるように目の前の仕事に向き合いながら、その裏で英語の点数を上げるためにコツコツと積み重ねていきました。

-目標を実現するためのコツを教えてください。
営業部時代では、営業のバイヤーランキングで1位をとる!」と1つの大きな目標を立てていました。達成するためのプロセスを立てて、実際にやってみて、トライ&エラーを繰り返していくのが好きでした。
だから、「海外事業部へ行く!」という目標を決めたときに、どうやったらなれるだろうと考えました。営業成績はどれくらい必要か、英語の成績(TOEIC)は何点必要かを把握して、逆算してプロセスに落とし込んで取り組みました。

-今の自分と目標との間にギャップがあるとプロセスは考えにくいことがあると思うのですが、プロセスを明確に作るためのコツはありますか?
まずは、自分が目指したいと思うことに対してのすでに経験のある方や、達成している方に直接お会いして、話を聞くというのが、一番早い方法だと思ってます。

私の場合は、実際に海外事業部で活躍している方に時間を作っていただいて、話を聞かせていただきました。目指している部分に近い人や知っている人から話を聞いて、どれが重要なのかを把握していきます。
自分が重要だと捉えたことを踏まえて、因数分解のように必要なことを分解してプロセスに落とし込みました。

<プロセスを作る前段階>
・知っている人や目標としている人に話を聞く
・話の中から自分なりにポイントを見つける
・必要なこと因数分解のように分解する

実際には、頭で考えていても何もまとまらないので…、私は紙に書き出します。
紙に書いていくと、自分がぼんやりと考えていたことが明確になります。意外と新しい発見があったり、良いアイディアがどんどん出てきたりするので紙に書くことにしています。

-実際には目標を叶えられない人もいると思いますが、しっかりアピールをすることは必要ですか?
手を挙げる人は多いと思うのですが、客観的に見て、手を挙げるだけだとこの人は何ができるかはということまでは伝わらないと思っています。だから、実際に何を頑張っているか?と聞かれた時に努力していることや得意なことを示すことが大事だと思います。
海外の仕事ができるように、「TOEICを200点上げるためにこれをやっています」と普段の行動や取組みを具体的に話すことができれば、この人はちゃんと海外に行きたいんだなと熱意が伝わるのかなと思いますね。

-目標設定の仕方を教えてください
5年後、10年後になりたい自分像と会社をどのように成長させたいかをイメージして、ざっくりと1年スパンでロードマップを作成しています。月に一度の頻度で目標を見つめなおし、進捗度合いを把握していくようにしています。

一人ひとりにチャンスがあって、挑戦がある

-バリュエンスはどんな会社ですか?
すごく勢いのある会社で、やりたいことに挑戦させていただける会社だと実感しています。というのも私の例でいうと、「海外へ行きたい」と手を挙げて、実際にイギリスで駐在して仕事をさせていただけています。一般的に考えれば、20代半ばや前半で駐在できるという機会はほとんどないと思います。バリュエンスは一人ひとりにチャンス与えてくれる会社なので、自分らしさを発揮していけるのだと思います。