記事は掲載日時点の内容です。2022年11月に理念を変更しています。

バリュエンスでは、アスリートのデュアルキャリア(複業)を支える取り組みとして、「アスリートのためのデュアルキャリア採用」を行なっています。

2020年12月にデュアルキャリア採用でバリュエンスに加わり、バリューデザイナー(鑑定士)として働いている越川和紀さんもデュアルキャリアをスタートさせた1人です。3人制バスケットボール3×3(スリー・エックス・スリー)の選手を続けながら、バリューデザイナーとして働くデュアルキャリアについてお話を聞きました。

越川 和紀(Koshikawa Kazuki)

越川 和紀(Koshikawa Kazuki)
2020年12月にバリュエンスに入社し、3人制バスケットボール3×3(スリー・エックス・スリー)の選手を続けながら、バリューデザイナーとして買取営業を行っている。 バスケは小学5年生から始め、市立船橋高校の3年時にはインターハイでベスト16入りに貢献した。2020年に江戸川大学を卒業後は、3人制バスケの品川CC WILDCATSに所属。

日本一を目指してバスケを続ける理由とは

――バスケットを始めたきっかけは?

小学校にミニバスケットボール部があって、仲の良い友達と一緒に入部しようか迷っていた時にちょうど大会があり、友達から「人数が足りないから試合にきてほしい、週末に試合があるから練習に来てよ」と誘われたことがきっかけです。

――小学生の時に友達から誘われたことがきっかけで、高校は強豪校に進学してインターハイベスト16を経験し、今でも続けているのですね!

「インターハイ出場はすごい!」と友達から言われることがあるのですが、全国大会出場が当たり前の強豪高だったので、僕たちの中では全然すごいことではなくて、全国大会に出場するだけでは目標を達成できてないという感覚でした。
今でもまだ何も成し遂げられてないと感じているので、バスケを続けています。

――高い目標をずっと追い続けているのですね!今バスケではどんな目標がありますか?

やっぱり“日本一”になるという目標はずっと変わらないですし、僕が取り組んでいる3人制バスケットボール3×3(スリー・エックス・スリー)は、個人の結果で日本代表に入ることもできます。
それから、3×3はチームが国内大会で日本一になると、世界大会の出場権がもらえます。チームとして日本一になって世界に行こうというのを大きな目標にしています。
個人としてもチームとしても、世界を目指しているので、バスケを辞めたいと思ったことはないですね。

デュアルキャリアをスタートさせて感じる強み

――バスケ漬けの日々の中で、バリュエンスでデュアルキャリアをスタートさせたきっかけは何ですか?

大学の頃から、プロになるから就活しないと決めていました。卒業してバスケを続けていた時、たまたまご縁があってバリュエンスの「アスリートのためのデュアルキャリア採用」のお話を聞く機会があり、興味を持ったことがきっかけです。大学時代に就職活動について全く考えたこともなかったので、どういう仕事があるのかも全く分かっていない状態でした…。

この頃、ちょうど結婚して、しっかり生計を立てていく必要があったんです。しかし、それでも就活に踏み切らなかった理由は、残業やイレギュラーの仕事などで、バスケ以外に時間を多く割く可能性があると考えていたからです。収入が低くても、全ての時間をバスケに使える状態がベストだと思っていたんです。
そんなモヤモヤ感を感じている時に、ちょうどバリュエンスを知り、まずは話を聞いてみようと思いました。
最初の面談でバスケにかける情熱や希望の働き方を伝え、その希望が叶えられそうでしたのでバリュエンスに入社することを決めました。

入社以来、ブランド買取「なんぼや」の店舗で働いていますが、一緒に働いている同僚のみんなも応援してくれているため、とても働きやすく、入社して良かったと感じています。僕が所属する3×3のチームメンバーも、みんな働きながらバスケをやっていますが、勤務先によっては残業があって練習や試合に出られないということも多々ありますので、それに比べたらとても恵まれた環境にいると感じています。
僕が勤務している店舗のメンバーは、練習のための早退にも嫌な顔をせずに送り出してくれるので、本当に応援してもらっているなと実感しています。

――バスケと仕事との両立のために、周りの理解があることは大きいですね。デュアルキャリアのメリットは感じていますか?

やはり収入が増えて、お金に余裕ができれば良い道具が買えますし、栄養にもこだわることができます。バスケだけをやっていた頃よりもパフォーマンスは向上していると思います。一線を退いた選手はコーチなどの選択肢はあるとは思うのですが、引退してスポーツ以外のことをやる場合は、一からまた時間をかけて勉強し直さなければなりません。そこを僕は先駆けてやれている。これはデュアルキャリアの強みだと感じています。

どっちもトップを目指す、デュアルキャリアの挑戦

――両立させることは大変ではないですか?

両立が難しい理由としては体力面と、イレギュラー対応などの残業、業務負荷の状態にもよるところがあるかなと思います。
ただ、僕の場合は、平日は朝9時半に出勤して18時半まで勤務しており、残業はありません。それから、バリューデザイナーの仕事が好きなので、楽しく仕事ができています。
普段は勤務後にトレーニングをしているのですが、バリューデザイナーとして働けているからこそパフォーマンスが上がっていると感じているので、今日は疲れたからトレーニングはやめておこうと思うこともありません。

――逆にスポーツが仕事に良い影響を与えていることもありますか?

バスケで鍛えられたメンタルですかね。
高校時代、厳しい環境で鍛えられたので、それに比べたら大抵のことは全然平気です(笑)。
スポーツ経験と仕事は全く別物ではなく、繋がっている部分や活かせる部分がたくさんあると日々感じています。

「なんぼや」にお越しいただいたお客様から、査定希望商品との出会いや思い出などをお伺いし、商談成立して接客に満足してもらえた時は僕もすごく満足感がありますし、夕方の練習もテンションが上がります。「なんぼや」にお越しいただいたお客様には満足度100パーセントでお帰りいただききたいです。

――アスリートとして日本一を目指されていますが、バリュエンスでの今後の目標も教えてください。

バスケと同様に、営業成績でもトップを目指しています。店長や副店長になるという目標もありますが、まずは「あいつスポーツもやっているのに成績が良くてすごくない!?」と数値的に一目置かれるようになりたいですね。
仕事とバスケのどちらかしかできないのでは、このデュアルキャリアの意味が全然ないと思います。やるからには、どちらもトップを目指したいです。

――越川さんにとって「らしく、生きる。」[※1]ことはどんなことですか?

お客様と商談をする時、僕はやけに明るい感じなんです(笑)。バスケのチームでも家でもポジティブさは同じです。やっぱりこの明るいキャラクターをぶらさないというところが僕の「らしく、生きる。」なんじゃないですかね。
例えば、営業成績1位になったとして、その過程で自分をどこか演じてしまえば、それは自分らしさではないと思うんですよね。自分のキャラクターを最大限生かすことで成績を残すことが一番大事だと思っています。

※1:記事は掲載日時点の内容です。2022年11月1日より企業理念を刷新しました。
新パーパスは「Circular Design for the Earth and Us」、新ミッションは「大切なことにフォーカスして生きる人を増やす」を掲げています。

越川さん、ありがとうございました。アスリートとしても、バリューデザイナーとしてもトップを目指すという高い目標へのチャレンジ、応援しています。